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自分の無意識に気が付ける?

 皆さんは、アンコンシャス・バイアスという言葉を聞いたことがありますか?
 日本語で「無意識の思い込み」「無意識の偏見」「無意識のバイアス」等と表現されることもあるアンコンシャス・バイアスは、日常や職場にあふれています。例えば、こんなことを聞いたり、考えたりしたことはありませんか?

 ◎女性は女性らしく、男性は男性らしく
 ◎「女のくせに」「男のくせに」などと思ってしまうことがある
 ◎男性は家庭よりも仕事を優先して当たり前だ
 ◎雑用は、若手職員、もしくは女性の仕事だ
 ◎定時で帰宅する職員は、仕事を頑張っていない
 ◎男性が育児休暇を取得するのは、仕事に対する責任感がないからだ
 ◎組織のリーダーは、男性のほうが向いている
 ◎家事や育児は、女性の仕事だ
 ◎女性が入る会議は長くなる
 ◎男の子が泣くのは恥ずかしいことだ
 ◎赤いランドセルは、女の子が持つものだ
 ◎「親が単身赴任中」だと聞くと、父親を思い浮かべる 
 ◎「消防士」と聞くと「筋肉質で運動神経が良さそうな男性」、「看護師」と聞くと
  「白衣を着た優しそうな女性」を思い浮かべる

ここに記載した例は、ほんの一例に過ぎません。普段、あなたが当たり前と思って言っていることや考えていること、もしかするとそれは「アンコンシャス・バイアス」かも知れません。

参考

画像や絵などで何かを表現する場合も、アンコンシャス・バイアスが顕著に表れます。
こちらのガイドラインを確認することで、自分の中にあるアンコンシャス・バイアスが見つかるかも?

「山形県しあわせ子育て応援部 多様性・女性若者活躍課の許可を得て掲載しています」

セルフチェックしてみよう!

「無意識のバイアス」のセルフチェックについて(山形大学教職員向け)

 山形大学では、第2次山形大学男女共同参画基本計画(令和2年4月施行)に基づき、採用などの様々な場面で影響を及ぼす「無意識のバイアス」(誰もが潜在的に持っている偏見)に関して、チェック機能を導入することになりました。下記にチェック項目を掲載しますので、ご活用ください。

1 第2次山形大学男女共同参画基本計画について

 令和2年度に施行された第2次山形大学男女共同参画基本計画では、「女性活躍加速のための重点方針2018」(すべての女性が輝く社会づくり本部)以降、男女の役割に対する固定的な価値観を与える「無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)」への対応が求められていることから、具体的施策(行動計画)において「男女格差是正のためのチェック機能の導入」(具体的施策1の3)について次のように記載している。「教職員の採用や昇進、研修機会において、積極的な改善策がとられているか。また、業務評価において、性別による差別がないか、無意識のバイアスに配慮し、積極的な改善策がとられているかを定期的に点検する。」

 第2次山形大学男女共同参画基本計画を確認してください。
   第2次山形大学男女共同参画基本計画 はこちら

2 無意識のバイアスについて

 無意識のバイアス(アンコンシャス・バイアス)とは、誰もが持っているバイアス(偏見)のことです。この「無意識のバイアス」は比較的に新しい概念であり、採用や昇進などの場面で影響を与えることが知られるようになりました。しかし、この「無意識のバイアス」を理解することで、「評価や判断」にあたって影響を最小限に抑えることや、改善策をとることができます。

 次の男女共同参画局ホームページのパンフレット、動画等により、無意識のバイアスについて確認してください。

普及啓発用動画(全体版・シーン別)及びパンフレット
普及啓発用動画(全体版・シーン別)及びパンフレット~PART2~


3 ダイバーシティを推進するための改善策について

 第2次山形大学男女共同参画基本計画の目的には、男女共同参画及びダイバーシティを一層推進し、本学の学生及び教職員が性別、性的指向・性自認にかかわらず、あらゆる活動において個性と能力を発揮できる大学をめざすことが掲げられています。ダイバーシティの推進のため、女性・外国人・マイノリティの方の採用や昇進について、無意識のバイアスに配慮した積極的な改善策をとる必要があります。

 次のリーフレットを読んで、改善策について確認してください。
「研究者採用ガイド ダイバーシティの観点からの研究者採用を実施するために」
北東北ダイバーシティ研究環境実現推進会議(2017.8月版2)※掲載許可を得て利用しております。

4 確認問題

 最後に、次の確認チェックを行ってください。